嵐がトップアイドルであり続けた理由。そこには戦略的「ブランディング」と「マーケティング」があった。
「アイドル力」には戦略があった!
歴代ジャニーズの中でもトップクラスの人気を誇った嵐。
しかし、
ルックス・歌・ダンス
全てが「トップクラス」とは言えないかもしれない。
それでも「国民的アイドル」と言われるほど、多くの人に支持された。
そこには、彼らのブランディング戦略とマーケティング戦略があった
「嵐に学ぶマーケティングの本質」(的場瞬著)
を参考に、深掘りしていきたい。
嵐のブランド戦略
ブランドとは?
消費者の頭の中に長期的に定着しているイメージ。
※発信元の発信内容ではない
ブランディングとは?
消費者の頭の中を育成すること。
つまり、そのブランドに
- 好きの感情印象を持ってもらう
- 好印象を持ってもらう
取り組み。
嵐のブランディング
メンバー・スタッフをはじめ、
関わる人全てが、「嵐のブランド」の共通認識を持っていた。
グループとして何をやって何をやらないか。
つまりブランドの「方向性」を明確にした。
嵐の方向性
This is 嵐:5人の仲がいい。ファンをいつも応援する。
This is not 嵐:仲が悪い。不誠実。上から目線。
ファンと作る嵐ブランド
メンバー5人とファンが一緒に「嵐」を作り上げた。
ファンは、「6人目の嵐」なのだ!
ファンとの関係性
ファンとの関係は、横の関係。
縦関係、つまり、上下関係ではないのだ!
ファンの生活に寄り添い応援するブランドを作った。
ファンの日々の生活に伴奏してくれる存在なのだ。
嵐のマーケティング戦略
マーケティングとは?
商品が自然に売れる仕組みを作ること
ファンとの価値交換
嵐はファンに対して提供した価値
- 機能的価値(ダンス、曲などのパフォーマンス)
- 感覚的情緒的価値(楽しい、面白いなどの主観)
- 経験的価値(イベント、コンサートなど)
- 文脈的価値(メンバーとファンで一緒に嵐を作る)
上記の価値に対して、
ファンはお金を払ったり、応援を提供することで、嵐に価値を提供していた。
つまり、嵐とファンの価値交換が行われていた!
ストーリーで語る
メンバーの苦労話・失敗談・成功体験等をファンにシェアする。
シェアすることで、ファンの五感に訴えることができる。
そうすると
- ファンの気持ちが、メンバーと同じ方向に向かう
- ロイヤリティが高まる
- メンバーとファンだけが知る情報の共有で、一体感が高まる
日常生活やビジネスシーンでも活かせるかも
上記のような
が嵐をトップアイドルに育てた一側面のようだ。
私たちの「生活・ビジネスなど」に、
一つでも参考になることがあれば幸いです。