みんな大好きサイゼリヤ。「安い」「美味い」の理由を解明します!
私はサイゼリヤが好き。なぜだろう?
様々なファーストフード店、ファミレスが乱立している中、
私はサイゼリヤが好きです。
何故?という明確な答えは持っていませんが、引き寄せられるのです。
今回は、その「何故」を解剖していきたいと思います。
サイゼリア創業秘話
創業者の正垣泰彦さんは、理系大学卒業です。
論理的思考の持ち主なのです。
彼は学生時代
- 世界で一番売り上げのある野菜 ➡ トマト
- 世界で一番売り上げのある穀物 ➡ 小麦
★「トマト」と「小麦」で作るもの ➡ 「パスタ」
この考えから
実際にイタリアに行き、食文化に触れます。
帰国後、それを日本に広めようと決心したと言います。
自分の店の料理は、「美味い!」と思ってはいけない?
上記は、創業者、正垣氏のポリシーです。
「自分の店の料理が上手い!と思ってしまったら、
売れないのは、お客が悪い、景気が悪い と考えてしまう」
儲からない理由をすべて外部要因にしてしまう危険性があるといいます。
つまり、
- お客様が増加すれば、美味しい
- お客様が減少すれば、不味い
料理が「上手い、不味い」は、自分が決めるのではない。
これが創業者のポリシーです。
サイゼリアの品揃え
「毎日食べても飽きない料理を提供しよう」がメニューの基本。
メニューの構成比
自然に売れる商品:60%
店が売りたい商品:30%
売れないけどないと困る商品:10%
特別な料理ではなく、日常料理を届けることを基本としているのです。
安さの秘密は効率化
①核商品を作ってメニューを絞る
メニューを絞って、自然に売れる商品を作る。
➡ 作業効率が上がる、食材損失が減る
➡ 利益が出せる、価格は下げ、来客数を伸ばせる
②現場作業の効率を重視
厨房で包丁は使いません。作業の単純化を徹底しています。
店内掃除も、専用掃除機を使い大幅短縮しています。
③食材をできるだけ自前で調達します
野菜 ➡ 自社農場
牛肉 ➡ オーストラリア提携の牧場
ワイン ➡ 栽培農家と共同開発開発
コスト削減と、美味しさのため、できるだけ自社の直仕入れを重視しています。
味の評価が高い理由
サイゼリアは、「味の良し悪しを決めるのは、食材」と考えています。
原価率が高い!
仕入れ原価率は40%で、他のレストランチェーンと比較するとかなり高い部類です。
※通常の飲食店は原価率30%程度
本格的な食材調達
ワイン・チーズ・生ハム等は、イタリアから直接仕入れています。
本場の味にこだわっています。
鮮度にこだわる
サラダに使う野菜などは、
生産地からお店まで冷蔵・冷凍の状態で流通させる方式をとっています。
※コールドチェーンシステム
仕入れは、品質重視
仕入れる食材は、価格ではなく、品質を重視しています。
納品基準を定め、検品を怠らない制度が確立しているといいます。
これらのシステムは地方のレストランやレストランチェーンでは不可能なレベルです。
まとめると
理系創業者が考えた
- 徹底的なコスト管理
- 徹底的な食材のこだわり
この2点が、サイゼリヤの「安さ」と「美味しさ」の秘訣だったのです!
サイゼリアを食べてみたくなりましたか?