「ビーガン」って何? それは、究極のベジタリアン。注目されている4つの理由。
代替肉(フェイクミート)を頻繁に見るようになりました。
スーパーやファーストフード店でも、
フェイクミート(大豆ミート等)を見ることが多くなりました。
何度か食べましたが、レベルはかなり高いのです。
「本物の肉」と「フェイクミート」では、見分けがつきにくくなっています。
なぜなら、冷凍食品のハンバーグなどは、
コスト削減のために肉の量が少なくして、混ぜ物を多くしています。
そのため、レベルが向上したフェイクミートとは見分けがつきにくいのです!
フェイクミートが増えている理由はいくつかありますが、
SDGsからの影響が少なからず存在します。
同時に、ビーガンの存在が、それを後押ししています。
ビーガンとは?
ビーガンとは、完全菜食主義者のこと。
つまり、菜食主義(ベジタリアン)の中でも、
更に厳格に菜食主義を貫いている人のことです。
ビーガン食とは?
菜食主義は、魚・肉を食べないのは当然です。
ビーガンは、さらに卵・牛乳などの食品も食べません。
植物性ではなく、動物由来だからです。
つまり、牛乳、たまごを使ったスイーツ
(「ケーキ」「アイスクリーム」等)も、もちろんダメです。
そして、日本人が大好きな、「ラーメン」も食べません。
豚骨・鶏がらスープなどが、動物由来だからです。
要は、「食事のスタイル」「食事に対するポリシー」のようなものです。
ちょっと宗教がかっていて怖い感じもしますね。
しかし、世界中でこういう人たちが増えている現状があります。
日本でビーガンが注目され始めた理由
2020年東京オリンピックが開かれ、世界中から人々が来日する予定でした。
それは各国から様々な人種、宗教、考えの方を受け入れること。
そのような観点から、以下のようなレストランが必要だったのです。
これらが、一例です。
しかし、それらに対応する飲食店は完全に不足していました。
そこから、ビーガンにも注目が集まったのです。
ビーガンが注目される4つの理由
①環境問題
現在、環境問題の観点から、 温室効果ガス(CO2)削減が急務とさえれています。
その一つが、自動車の EV シフトです。
CO2を排出する産業は畜産業!
CO2を最も排出するのは、、自動車産業でしょうか?
調査によると、
地球上で排出されている温室効果ガスの割合は
- 自動車 13%
- 畜産業 18%
つまり、畜産業は環境に優しい産業ではないのです!
地球に環境を最も負荷を与えている産業の一つなのです。
具体的には、
- 牛のゲップ
- 飼料肥料の輸送輸送時に発生する CO2
- 畜産を大規模畜産を始めるための森林伐採
実は、中南米アマゾンで畜産をするために、70%の森林が伐採されたといいます。
②飢餓を生んでいる畜産
地球の人口76億人のうち、約8億人が飢餓状態だと言われています。
世界の穀物生産の全てを飢餓状態の人に与えれば、飢餓は無くなります。
しかし現在は、
それらの穀物を牛に与え、その後、その牛肉は裕福な国へと輸出されます。
この現状をどう考えますか?
③倫理問題
動物に対する倫理問題も存在します。
狭い牛舎などに、ぎゅうぎゅうに詰め込まれた家畜がいます。
身動きも取れず、ただ食肉にされるのを待っているだけの動物。
ちょっと残酷だと思いませんか?
④健康問題
WHO(世界保健機関)は、発がん性物質の食品調査をしました。
すると「加工肉・ハム・ソーセージ」などは、
発がん性があると認定されされました。
特に「ハム・ソーセージ」は、
タバコと同様なレベルで、発がん性があるというのです。
※大手の食肉加工会社などが存在するため、
これらの事実は、あまり世には知られていません。
以上のような四つの理由からビーガンが注目されているのです
あなたはビーガンをどう考えますか?
我々にできることは?
ビーガンの裏には、
今日の食料問題、飢餓問題、倫理問題、健康問題が存在していました。
私達にできることは何でしょう?
食する肉の量を少し減らすというのは、どうでしょう?
社会にとってもプラスになるのかもしれませんね。