db-telegraph’s diary

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「一般大衆が、国や政治を動かす怖さ」プーチンを生み出したのも、一般市民です。我々は何をすべき?


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国や政治を動かしているのは、一般国民。

「一般国民(一般市民)が、政治を動かすこと」に多くの人が賛成なのは当然です。私も、それに賛成です。しかし、それが100%いいか?となると、微妙だなと思ったので、その話をします。

一般国民が、冷静で適切な判断ができるかは微妙

世界中において、一般国民が最良の選択ができるか?となると微妙な感じがします。

最近の体験を通して感じたことを書きます。

■中国における一般市民の判断

現在、ロシアとウクライナは戦争しています。それに対する中国での反応は、賛否両論あります。

ただ、ロシアを支援している人が多いような気がします。中国政府は決してこのような発表はしません。しかし、私が日本語教師として中国人と対話していると感じる事実です。一方で、ロシアの戦争に反対する人もいます。

ロシア支援、ウクライナ支援の両方の人たちは、それぞれ何が違うのでしょうか?

戦闘的な気性の荒い性格なのか?それは違います。優しそうな女性でも、ロシアを支援している人もいるからです。

私が感じたのは情報収集能力がない人(情弱の人)が、判断材料を十分に与えられてないため、ロシアを支援する!という判断に行き着いてるように感じています。

アメリカにおける一般市民の判断

アメリカでも同じことが言えます。

例えば、アメリカ人がトランプ氏を大統領にしましたが、投票したのは、ニューヨークなどの大都市の人間ではなく地方都市の人間です。

都会よりも地方の方が、確実に情報収集能力に長けている人は少ないはずです。それゆえ、断片的な情報に踊らされる可能性が高いのです。ただ、人口の多数を占める情弱の人間が、投票行動をすれば、それが正当化されます。

そこには、正しい判断、冷静な判断は伴いません。

■日本においては?

日本においても、ワイドショーなどの断片的な情報お情報のみを判断材料とする人が大勢存在します。人口比では最大の高齢者層がその多くです。選挙をすれば、その意見が通るので、日本国の意思決定には大切な層です。

それらの人が、ワイドショーなどの断片的な情報で、「コロナウイルスを過剰に怖がる」と言う現象があります。多くの情報収集を積極的にせず、一部のマスコミの情報か醸し出される雰囲気に翻弄されていたりします。

しかし、彼らが投票によって政治を動かすのです。

■ロシアにおいては?

ロシアにおいては、情報操作がされているはずです。積極的に多くの情報を取りに行かず、日常の生活から得られる情報から判断すると、プーチンが大統領になることが最善だ!と思ってしまうのでしょう。

私達は、冷静な判断をする為にどのような対応すればいいのか? 

国民が間違った判断をすることもあります

多くの国で大衆というのは、それほど知識階級でもなく、情報収集能力も高いというわけでもありません。しかし、多くの国ではそれらの民衆が意思を表示して、国を動かしたり、国代表者を決めたりします。そうすることで、「間違った選択」あるいは「好ましくない選択」をするという現実も発生しうるのです。

ですから、「市民が国を動かすことが、100%正しい」と言う意見には懐疑的になりましょう!というのが、私の結論です。

どうすればいい?解決策はある?

それでは、知識階級の一部の人が、政治や国を動かせば良いか?と言うと、それも違うかと思います。

理想的なのは、報道・マスメディアが、両方の立場から、判断材料を提供してくれることなのかもしれません。「正しい!」「間違い!」と言う判断は、「数字」以外にはありません。あくまでも、どの立場に立つかで判断や結論が変化します。

歴史の教科書を見ても、ある戦争や出来事の評価は、時代によって変化するものです。

 

私達は、多くの情報を得て、冷静な判断ができるように考える訓練をしていくべきなのでしょう。