人は「話し方」より「聞き方」が重要! 人間関係が良好になる聞き方について。
私は、「話し方」ばかり注目していていましたが、「人は聞き方が9割」という本が注目されているようなので、その内容を簡単にご紹介したいと思います。
コミュニケーションに求められているのは「安心感」
人間の根本的欲求として、マズローの五段階欲求が有名です。
①から⑤に段階を踏んで、欲求が高まるという理論です。
①生理的欲求
②安全欲求
③所属と愛情欲求
④自尊欲求
⑤自己実現欲求
一番基礎となる生理的欲求(睡眠欲・食欲・性欲)の次にくるのは、「安全欲求」です。
つまり、「人は安心感を絶えず求めている」のです。
安心感を感じる時は?
「人から話を聞いてもらう」ことです!
話を聞いてもらうことは、人間の欲求の根源に関わることなのです。
話を聞く側のメリットとは?
「話を聞いてもらう側」には、安心感を得られるというメリットがあります。
一方で、「話を聞く側」にもメリットあります
- 失言が減る
- 様々な情報を得られる
- 多くの語彙力は必要ない
- ドッシリした姿勢で話を聞くということは、他人に安心感を与え周りからの評価も上がる
メリットがこんなにあります。積極的に話を聞かない理由は無いでしょう。
話を聞く5つのテクニック
①積極的に頷く(うなずく)
頷き(うなずき)は話を肯定しているという表現方法です。話し手は、自分が肯定されると感じ安心します。
②相手を否定しない
人は皆、それぞれの価値観を持っています。ですから他人の意見が自分と違うと、否定したくなります。しかし、人はそもそも違うものですから、
×意見を否定する
◎違っていると理解する
ことが重要です。
「でも」を使わない
「でも」の後に続くのは、大抵が反対意見です。上手なコミュニケーションを取りたいなら、相手を否定しないことが重要です。「でも」の使用はなるべく避けましょう。
③相手と競わない
人間はどうしても「他人に対して、優位に立ちたい」と思ってしまうことがあります。しかし、マウントを取りに行こうとすることで、相手との関係が崩れる可能性があります。相手に嫌な感じを与えるので、相手と競うのをやめたほうがいいでしょう。
④話を遮らない急に話題を変えない
もし話を急に変えたりすれば、
- 相手は言いたかったことが言えないままモヤモヤイライラする
- 話題を奪われたと感じる
などと、感じることもあります。注意しましょう。
⑤ここだけの話の対応
1)消して漏らさない。
聞いたらそれは墓場まで持っていくつもりでいましょう。
2)自分からしない。
自分から第三者についてのここだけの話はしない方がいいです。話してる相手は自分のことも別の人にそう言っているだろうと感じます。
積極的に他人の話を聞きましょう!
聞いてくれる人がいることで、救われる人も多いのです。
カウンセラーなどは、その専門職ですよね。
ですから、積極的に周りの人の話を聞きましょう。
自分にも、他人にもメリットばかりですよ。