ロシアのウクライナ侵攻から考える、日本の課題。
ロシアのウクライナ侵攻、なぜNATOもアメリカもウクライナを助けないのか?
世界が混乱しています。ロシアの考えられない行動に対して、世界がロシアを避難しています。しかし、NATOとアメリカは大きく動けないのです。
NATOがロシアに対して強く出れない理由
なぜウクライナ助けないのか?その大きな理由は、エネルギー政策にあると言われています。
ヨーロッパでは、カーボンニュートラル政策を推し進めています。
※カーボンニュートラルとは、脱炭素という意味で co2排出をできるだけ削減しようという流れ。
加えて、ドイツは原子炉の使用も辞めています。その代替燃料として、天然ガス、自然エネルギー(太陽光等)などを多く使用しているのが現状です。
しかし、ヨーロッパでは、自然エネルギーでは不十分なので、天然ガスについては、ロシアに依存しているそうです。そのため、ロシアに対して強い態度に出るのが難しいと言われています。
NATOの現状から考えなければならない日本の課題
日本のエネルギー政策を真剣に考える必要があります。原子力に反対する人が多いですが、実はカーボンニュートラル政策に寄り添う「環境に優しいエネルギー」という意見も多いのです。同時に、国内でそのエネルギーを作れるという利点もあります。
エネルギーを過度に海外から依存する政策というのは、国難があった時に致命的な問題を引き起こしかねないのです。
原子力が良いのかは、わかりませんが、様々な角度から日本のエネルギー政策を真剣に考える時期に来ていると思います。
アメリカがロシアに強く出れない理由
今のアメリカは、昔のアメリカと違うのです。つまり、世界の警察ではなくなっているのです。オバマ政権以降、全世界にいるアメリカの軍隊は徐々に世界の警察の役割を止めるべく、世界の紛争地域からの軍隊の撤退を始めています。近年、アフガンから撤退したことも記憶に新しいでしょう。また、トランプ大統領がアメリカファーストを掲げていたことも象徴的な出来事です。
これにより、「アメリカに利益が無いと思われる紛争地域には、決して口出しをしない」のが現在のアメリカです。これが現在のアメリカの国民世論なのです。大統領選に勝利しなければ、大統領になれないので、大統領は国民の意見に耳を傾けるしかないのです。
アメリカの現状から考える日本の課題
日本が成長できた理由の一つに、「アメリカに軍事的に守られていたから、経済産業に力を入れて国力を伸ばすことができた」というのがあります。強固な日米同盟を元に、アメリカは日本を守ってくれたのです。しかし、今回の一連のアメリカの行動から見ると、日本を未来永劫を守ってくれるという可能性は、疑問視されます。
もし、北方領土からロシアが攻め込んで来たら、果たしてアメリカは助けてくれるのでしょうか? 日本を守ることにアメリカは大きな利益がありますか?アメリカ国民がそれを支持しますか?
日本は、国防を考える時期なのかもしれません。
世界は、私たちが習った状況とは違っていて、大きく変化しているのです。
選挙で私たちの意見を示しましょう!
それではどうすればいいか?
それはもちろん、選挙を通して私たちの考えや意思を国政に反映するというのが一番でしょう。
次回の選挙は、こういった問題を考慮しながら投票したいものです。